ご挨拶

 平成28年度より名古屋市教育委員会は、「名古屋市立高校生の海外派遣事業」として、名古屋市立工芸高校・工業高校の生徒20名をドイツに派遣しています。 この派遣は、現地企業で実地研修及び産業施設の視察を行い、グローバル社会の変化に主体的に対応できる専門的技術を持った人材を育成することを目的としています。

 20名の生徒たちは、フォクスワーゲン社、コマツ・ジャーマニー社で訓練生たちと実習を行い、現地校であるNeue Schule WolfsburgやBBS2では授業に参加し、現地の生徒たちと交流を深めています。 派遣団の生徒たちは、ものづくり大国ドイツで、ものづくり精神に触れ、日本のものづくり精神を再認識したと考えています。卒業後も就職した企業や、進学した大学でドイツでの経験を生かして活躍しています。

 今年度の研修は、フォルクスワーゲン社の実習において、新たに自動車のクレイモデル製作プログラムを取り入れるなど、昨年度以上に充実したものとなりました。生徒達は、ドイツのものづくりの現場で、現物に触れ、現象を観察しながら自ら問題を解決し、創造性・探求心を発揮していくプログラムをしっかりと遂行しました。しかし、ドイツでの研修でそれぞれが新たな課題を持って帰国しました。今後、その課題解決に向けて研修を続けていくことと、ドイツでの成果を今後の工業教育の発展や地域の活性化などに役立てるため、社会の様々な場面で還元していきます。

 最後に、昨年度に引き続き、派遣事業を実現していただいた、名古屋市教育委員会をはじめ関係者の皆様に心より感謝申し上げます。

    派遣団長 名古屋市立工芸高等学校長 石原 正道

 

 

 

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ロゴマークについて

このロゴマークとキャッチコピーは生徒が考案したものです。

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ロゴマークをワンポイントにしたユニフォームです。